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Channel: 下町掲示板
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人智の及ばぬ所。

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彼岸の墓参りだが、今年からは諸事情により1人で行く事に。画像はは水没した常総市の様子。あれから二週間しか経っていないが、以外にも水没地区道路の通行止めも無く順調。鉄道も決壊部分以外開通しており、この区間も保線車両が走っていたので全面開通も間近だろう。見た感じは何も無かったかの様に見える程復旧が進んでいる。しかし、画面左の小学校校庭には瓦礫の山、道路には消毒の消石灰、堤防決壊の傷跡だ。
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こちらは対岸、母の実家の裏手にある堤防の上。赤線が水が来た位置で鉄橋は三妻橋。
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何故、こちら側は無事だったかと言うと、直前に堤防の改修工事があったから。上の新しい部分が2mぐらいがかさ上げした所。「こんな高い堤防なんか税金の無駄遣いだ。」と悪評プンプンだったのだが、今となっては万々歳。世の中わからないものだよなぁ。コレが無かったらこちらが石下地区の様になっていただろう。
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元来、この地区は水害の多い地区で、地域で水防団を結成して川を守っていたのだが、上流にダムが出来てからは、みんな安心しきってしまったのだろう。イラストはアーチ式コンクリートダム。重力式に比べて材料が節約出来るが、強固な対岸地盤が必要で日本での施行例は少ないが鬼怒川水系には川俣、川治ダムと二つもある。さて、鬼怒川水系には4基のダムがあり、高い洪水調整能力を持っている。しかし、当日の貯水容量を見ると連日の雨で鬼怒川上流の全てのダムが満水状態、洪水調整能力を失っていた事がわかる。想定外の事はいつでも起こるのだ。

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